27 July 2017

A 5,000 km journey in Namibia 6 | ナミビア 5,000 キロのたび 6


リューデリッツ 4 日目。この日は砂漠のゴースト・タウン「コールマンスコップ」へ。
同じゲストハウスに宿泊しているノルウェーからやって来た U さんも一緒に。彼女はツアーでナミビアに来たのだけれど、どうしてもコールマンスコップが見たくて、1 人でリューデリッツへやって来たのでした。


コールマンスコップに到着した旅行者はガイド・ツアーに参加したのち自由散策、という流れになっています。


20 世紀初頭にこの辺りでダイアモンドが発見され、一獲千金を夢見たドイツ人たちがやって来てこの街を作ったのでした。
最盛期には 300 人強のドイツ人と 800 人のナミビア人労働者が暮らしていたそうな。
この辺りには今でもダイアモンドの採石場があって、付近で車を停車できない、など立ち入りが厳しく制限されています。エライ厳しいなぁと思っていたのですが、ガイドさんによるとダイアモンドは地面を掘って出てくるのではなくて、地表に転がっているんだそうで。この話を聞いた後、ツアー参加者全員「地面でキラリと光るモノ」に敏感になったのでした(笑)


上の写真奥がナミビア人労働者たちが暮らした小屋。
12 時間シフトでひたすら匍匐前進しつつダイアモンドを探す、という過酷な労働だったそう。2 年契約で、ダイアモンドが持ち出されないように、その間街の外に出ることはできなかったのだとか。が、敵もさるもの、体に切り傷をつけてそこにダイアを埋め込んで(痛!)持ち出す、なんていう輩もいたそうですよ。 


ダイアモンド長者の街なだけに、世界初のサイレント映画の上映やら、年に一度ヨーロッパからオペラ歌手を招いてのコンサートやら、景気の良い娯楽が充実していた模様。

ボーリング場

肉屋

ソーセージを作っていた窯。やはりソーセージは欠かせなかったのですね(笑)

写真右は当時の冷蔵庫。上の部分に氷の塊を入れて冷やします。
 

奥様方のお買い物や各家庭への物資の支給に使用されていたミニ列車。
各家庭には毎日、冷蔵庫用の氷、レモネード、トニックウォーター、水が無料で配られていたそうな。


やがて、もっと大きなダイアが採れる場所が見つかって、人々が徐々に移動。1956 年に街は無人になったのでした。

 
かつて人々が暮らした家々はご覧のように砂漠の砂に浸食されていて、朽ちるままになっています。 



すっかり打ち捨てられているのだけど、ここで暮らしていた人たちの気配が残っているような、不思議な感じ。


この植物、1 つ 1 つの葉の中に水が蓄えられています。砂漠で迷ったときには、これを探すべし。お腹が壊れるといけないので味見はしませんでしたが、苦い味、だそうですよ。

25 July 2017

All about food! | 食がテーマの日本映画 2 本

ジャパンファウンデーション主催の日本映画上映イベントが、2 週末にわたってありまして。なんと無料、という太っ腹ぶり。張り切って 2 本観て参りましたよ。
上映前に日本の食事情をたっぷり見せつけて「日本へおいでませ」と誘う広告が流れて、すぐにでも帰国したくなりました(笑)


Oyster Factory | 牡蠣工場
Director: SODA Kazuhiro
2015/Japan=USA
★★★★☆

「観察映画」という手法でドキュメンタリー映画を撮る想田和弘監督。なんでも、台本なし、事前打ち合わせなしで撮影したものをナレーションや音楽なしで映画にするそうで。以前、彼が撮った『精神』という映画についての記事を読んで以来、作品を観てみたい!と思っておりました。ら、このイベントで、『牡蠣工場』が上映されたのですよ!嬉しすぎる!

舞台は瀬戸内海の街、牛窓。この牛窓がね~、古い家屋がたくさん残っていて良い雰囲気なのですよ。映画では、この地で操業する牡蠣工場での作業を淡々と映していきます。

やがてこの産業を巡る諸々の事情が明らかになるのですが、それが牛窓に限らず、たとえば、ここイギリスにも当てはまる問題(第一次産業の人手不足とそれに伴う外国人労働者の受け入れなど)をはらんでいたりするのです。鑑賞中に、監督はこういった問題について事前にリサーチしたんだろうな、と思っていたのですが、監督のインタビューを読むと、まったくそんなことはなくて、そもそも牡蠣工場を撮る、というのも当初の予定にはなかったそうで。

「観察映画」というのは、監督が観察して撮る、ということだと思っていたのですが、観客が観察する、という側面もあるのですね~。2 時間以上にわたって目を皿のようにしてこの映画を観た体験は、映画鑑賞というよりは観察、でありました。

他の観察映画も是非観てみたい!


There is No Lid on the Sea | 海のふた
Director: TOYOSHIMA Keisuke
Writers: KUROSAWA Hisako, YOSHIMOTO Banana (novel)
Stars:KIKUCHI Akiko, MINE AZUSA, KOBAYASHI Yuukichi
2015/Japan
★★☆☆☆

吉本ばななの小説『海のふた』の映画化。この小説は原マスミの同名の歌にインスパイアされているそうな。

大学進学を機に東京で暮らしていたまりは、故郷の西伊豆に戻って小さなカキ氷屋さんを開きます。同じ頃、母親が友人の娘はじめちゃんを預かることに。なにやら、このはじめちゃん、色々と事情を抱えているようなのですが…。

原作を読んでいないので、あれですが、共感できない登場人物たちの優しさごっこ的なものが繰り広げられていて、あまりピンと来なかったですねぇ。
特に主人公のまりは、夜逃げしようとする元カレに、まったく事情を知らないくせに、「逃げんなよ!」などと言って切れちゃったりして。観ていてイラッとしました。

でも、人気カキ氷店監修のカキ氷はとっても美味しそうで。特に、サトウキビから作る糖蜜をかけたやつ、食べてみたい!我が地元の行列のできるカキ氷店「赤鰐」を思い出しました。

16 July 2017

A 5,000 km journey in Namibia 5 | ナミビア 5,000 キロのたび 5

リューデリッツ 3 日目。
この日は朝からボート・ツアーでペンギンたちの住むハリファックス島へ。
風を切って進むボートの上はめちゃくちゃ寒い!のですが、毛布やコートを貸してくれ、途中でホット・チョコレートが振る舞われ、と、至れり尽くせりでありました。


途中、アザラシの住む島や


ウミウの住む島を通過。

お食事中のところ我々のボートに遭遇して逃げ惑うウミウ。

イルカがボートに並走!なんてこともありました。


そうこうしてるうちに、ハリファックス島が見えてきましたよ~。この島は「グアノ」という海鳥の糞などが堆積して化石化した良い肥料になるものが採れる、というので 20 世紀初頭、ドイツやイギリスが覇権を争ったりしたのだとか。当時の施設が島に残っています。
このグアノを採りまくったせいで、ペンギンの数が激減。今ではペンギン保護のためにリューデリッツの近海では漁業が禁じられているそうな。この前日に街の魚屋の商品が冷凍の魚ばかりで、「海辺なのに何故?!」と激しく疑問だったのですが、そういう訳だったのですね~。


島の北側に回るとペンギンのコロニーが! 


丁度お食事の時間らしく、次々に海に向かっておりました。
よちよち歩く姿は可愛いのだけど、意外に眼光鋭い(笑)


島には上陸できないのですが、ボートのこーんな近くで泳ぐ姿を見ることができました! 


ボート・ツアーを満喫したワタクシ達、港近くの Garden Cafe というカフェでお昼を頂くことに。


このカフェがね~、よく手入れされた庭にテーブルが点在していて、居心地満点。



写真右上のパッションフルーツのチーズケーキが出色でありました。ナミビアはドイツの植民地だっただけに、ドイツ風のケーキが美味しかったです。コーヒーは、なんとネスプレッソ。

カメものんびり寛いでおりましたよ。

このカフェ、大いに気に入って滞在中に再訪したのでした。