16 February 2018

Paris in winter 2018 (1) | 冬のパリへ 2018 ①


ほぼ毎冬恒例のパリ旅行へツレアイと行って参りました。
我々が到着した日、パリは5年ぶりに降った雪に覆われておりました。


定宿のアパルトマンの大家さん(カナダ人)が、「パリに15年住んでるけど、こんなに降ったの初めてだわ~」と。
それだけに街自体が雪に備えた造りになっていなくて、歩道を歩いていると、屋根から雪が滑り落ちてきて危ない、危ない。我々の前を歩いていた女性に雪が直撃したことも(!)

ヴォージュ広場。大はしゃぎで雪合戦に興じる下校途中の高校生たち。


さらに冬の長雨で増水したセーヌ川はご覧のあり様。


滞在中、寒い日も雪の降る日もウロウロと歩き回っておりましたが、パリに住んでいたら確実に引き籠っていたと思われます(笑)

8 December 2017

A 5,000 km journey in Namibia 10 | ナミビア 5,000 キロのたび 10

道路わきに並ぶアリ塚。中には 2m を超えるものも!

前回で終わりを迎えたかのようなナミビア旅行記ですが。
この旅の一番最後に訪れたのは、オジワロンゴにあるチーターの保護センターでした。


元々チーターはナミビア北部に生息していたのですが、他の肉食獣との生存競争に敗れて徐々に南下。このセンターのあるオジワロンゴ付近で家畜を襲うようになったのでした。


家畜を襲うチーターは射殺してよし、という法律があるそうでチーターの数が激減。このセンターでは傷付いたり、みなしごになったりしたチーターを保護、リサーチしているのです。

ツアーに参加すると、そんなチーターたちに至近距離で会うことができます。
センターでのチーターの繁殖は禁じられているそうで、フェンスで区切られたエリアに雄同士、雌同士で暮らしておりました。
ワタクシたちはタイミングが合わず見られなかったのですが、事前予約して朝行くと、特殊な竿に括り付けられた肉を全力疾走で追いかけるチーターが見られるそう。運動不足解消のエクササイズだそうで。むぅー、見たかった!

餌の肉にがっつくチーター。

あと、このセンターでは地元の牧畜家とチーターの共生を図るために、牧羊犬を繁殖して牧畜家に提供しています。牧羊犬たち、家畜を守るために家畜との絆を深める必要があって、人間とは仲良くなっちゃいけないそう。「なでたりしないでください」と言われました。牧羊犬を導入してからチーターによる家畜の被害が 80% も減ったそうな。素晴らしい!

アリ塚で寛ぐチーター。
なかなか見られないお姿だそうで、ガイドさんに「早く写真撮って!」と急かされて撮影(笑)

と、まぁ、延々と綴って来たナミビア旅行記、これにて終了でございます。

そうそう、ナミビアから離陸したときと、あと乗り換えの南アから離陸したとき、離陸前の機内で客室乗務員の皆さんが手荷物の棚にシューっと薬剤を噴射しておりました。気になって「何のためのスプレーなの?」と聞いてみたところ、「除菌?」という曖昧な回答が(笑)

帰宅後、謎の腹痛に襲われて 1 週間ほど寝込んだのも、今となっては良い思い出です(?)

10 October 2017

Ninagawa Company Macbeth | NINAGAWA・マクベス

Writer: William Shakespeare
Stars: ICHIMURA Masachika, TANAKA Yuko, TSUJI Kazunaga, OISHI Keita, SAGAWA Tetsuro
 Director: NINAGAWA Yukio
★★★★☆

1985 年に初めて英国の地を踏んだ蜷川幸雄演出作品『NINAGAWA・マクベス』。この度、蜷川氏の一周忌追悼公演として再び英国に帰って来ました。
 
この作品、通称「仏壇マクベス」 と呼ばれているそうで、2 人の腰の曲がった老婆がそれこそ仏壇の扉のようなものを開くところで芝居の幕が開きます。このおばあちゃんたち、原作にはないそうですが、舞台の両端に座ってずーーーーっと事の成り行きを見てるんですねぇ。お弁当食べたり、写経したりしながら。貧しい農婦といったいでたちで、高貴な登場人物たちとワタクシたち庶民を繋ぐ役どころだったのでしょうか…。

そして幕開けの最初のシーンでいきなり度肝を抜かれました!
空を稲妻が走り桜吹雪が舞い散る中、3 人の魔女たちが怪しげな踊りを繰り広げていて…衝撃的な美しさ、でありました。

蜷川氏のお芝居は毎回舞台美術も楽しみなのですが、今回は群を抜いておりましたねぇ。終演後にプログラムを見たら、「Set Designer Kappa Senoh」とあるではないですか!妹尾河童氏の仕事だったんですねぇ。そりゃあ、細部にまで神経が行き届いてるわけだ。 

今回、初マクベスだったのですが、マクベス夫人の悪女っぷりに感服いたしました。夫の出世を自らの野心にしちゃって、その実現のために夫をなだめすかしたり、脅したりしながら操るわけですよ。田中裕子さんのマクベス夫人は凄味がありながら、でも夫のことを愛しているのだな、というのが伝わってきました。
だけど、そんなマクベス夫人が第二幕では急に罪悪感に苛まれたのか夢遊病になっちゃって、挙句の果てには狂死、ってのは何だか納得がいかないわぁ。悪を全うして欲しかった(笑)
市川正親さんのマクベスは隠し切れない人の好さが滲み出てましたねぇ。

1 つだけ難を付けると、全編をとおして 3 曲くらいの同じ音楽が繰り返し使われていて、特にここぞというときにバーバーの「弦楽のためのアダージョ」が大音響で流れるのが、感動しろ~、と強要されているようで何だかなぁ、でありました。

カーテンコールでは舞台に蜷川氏の写真が飾られていて、市川正親さんが蜷川氏に向かってガッツボーズしちゃったりして。今さらながら、亡くなった、ということが実感として胸に迫って来て思わず涙してしまったのでした。