4 July 2016

A Michelin starred restaurant in the Lake District | 湖水地方の星付きレストラン

先週、義父の生誕80周年記念祭に合わせてランカシャー州の義父宅に5日ほど滞在したときのこと。
せっかくなので(?)、以前から気になっていた湖水地方の星付きレストラン L'Enclume に行ってみることに。名目は結婚記念日のお祝い。1か月以上前倒ししてみました(笑)


降りしきる雨の中(残念ながら、この滞在中お天気には恵まれませんでした。。。)ランチに向かったワタクシとツレアイ。
明るいコンサバトリーの席に通されました。


ランチは6皿コースと15皿コースの2種類。我々は6皿コースを頂くことに。
サービスの方が蝋で封印されたお品書きを持ってきてくれました。
「今日の思い出に」という割に日付が間違っていたのはご愛敬(笑)

Cod 'yolk' with pea shoot, salt and vinegar

この1皿目がね~、出色でした!
タラのムースをサフランのゼリーで包んで卵の黄身に見立ててあって、下にあられの様なサクサクしたものが敷いてありました。程よい磯の香りとマヨネーズっぽいソースが絶妙。

左上から時計周りに、パン(豚の脂とホイップ・バター)、Broth ot turnip, hen of the woods and chickweed、Grilled onions, magenta lettuce, goat's curd, chicken and yeast、Reg's guinea hen, beetroot, wood blewits

パンはサワードウブレッド。バターが美味でした。豚の脂は、ワタクシには獣度が高すぎでした。
2皿目は自家栽培の蕪のスープ。ほっこり優しいお味。テーブルでジャグからスープを注いでくれたのですが、ジャグにまだスープが残っていたのを見逃さなかったワタクシ達。「あれ、入れてほしかったね」と言い合ったのでした。
3皿目はグリルした玉ねぎ、レタス、ヤギのカード(凝乳)のサラダ的なもの。メニューにチキン、とあるのだけど、鶏肉が見当たらず。と思ったら、上に振りかけてあるパン粉みたいなのが鶏味でした!
4皿目はホロホロ鳥。ビーツのソースが甘酸っぱくてうまーい。

どのお皿も、和と北欧と足して二で割ったような器と絵画の様なお料理がお互いを引き立て合ってますねぇ。

上:Gooseberry, buttermilk, spruce
下:Holker Yoghurt, strawberry and sorrel

5皿目からはデザート。
5皿目はバターミルクのアイスクリームにグースベリーのコンポート。クランブルと緑のシャーベット(フレーバー不明)が添えてありました。バターミルク、最近、他のレストランのデザートでも見かけました。流行ってる?
6皿目はヨーグルトのムースにイチゴ。白い板状のものは甘くてパリパリしておりました。
どちらも程よい甘さで美味しく頂きました~。


最後にコーヒーを頼んだら、小さなアプリコットのアイスクリームが出てきました。アプリコットの風味が効いてて美味。

どのお皿も「これ、どうなってんの?!」というワクワク感があって、楽しいランチでありました。

ご覧のように、かーなーりポーション小さ目で、ワタクシは腹八分という感じだったのですが、ツレアイには物足りなかったそう。周りのテーブルの人たちは、チーズボードを追加しておりました(程よい熟成具合のチーズ、美味しそうでしたよ)。我々は勘定書きがエライことになるのが怖くて、チーズは断念。

で。最後にコーヒーで〆たのですが、これがテーブル脇で淹れてくれるフィルター・コーヒーだったのですよ。特別な淹れ方らしく、何かの儀式の様な作法で丁寧に淹れてくれたのですが。。。不味い。ほんのりコーヒー風味の茶色い湯、でありました。いやでも、味の分かる人にはちゃんと美味しいコーヒーなのかも?

食後に村をチョロッと散策したらば、「Award winning coffee」の張り紙のあるカフェが。また来ることがあったら、食後のコーヒーはこのカフェで飲みたいと思います。。。 


L'Enclume
http://www.lenclume.co.uk/
Cavendish Street, Cartmel, Grange-over-Sands LA11 6PZ
Tel: 015395 36362
★★★☆☆ 

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