14 June 2017

A 5,000 km journey in Namibia 2 | ナミビア 5,000 キロのたび 2


さて、ナミビア2日目。
この日は4時起きでナミブ砂漠のナウクルフト国立公園へ。目指すは「死の沼地」デッドフレイです。
ナミブ砂漠と言えばアプリコット色の砂丘が有名ですが、それはこの辺りだけで、他の場所では普通の砂色(?)でした。この砂の色は酸化した鉄分によるものだそう。

ナウクルフト国立公園の入口にはゲートがあって、開門は日の出から日の入りまで。ゲートの近くの売店で入場料を支払います。

朝食中のオリックス。


ゲートからデッドフレイの手前 5km までの道は舗装されているのですが、そこから最寄りの駐車場までは砂地になっていて 4WD 車以外は侵入禁止になっております。通行禁止エリア手前の駐車場からシャトル・ジープが運行しているのだけど、ワタクシたちのレンタカーは 4WD、そのまま進んで行きました。ら、この砂地が半端ない砂の海で見事にスタック。通りかかったシャトル・ジープのドライバーさんに助けていただきました。巧みなハンドルさばきの彼の指示に従って、うんうん言いながら車を押しましたとも。砂漠、舐めたらあかんですな…。ちなみに、このドライバーさんに教わった砂地運転のコツは「他の車の轍をたどりつつ、できるだけ高速で走り抜ける」です。


そんなこんなで、なんとか最寄りの駐車場に到着。ここからデッドフレイまでは砂地を 1km ほど歩きます。ビーサンを履いていたワタクシ、めっちゃ歩きにくかったので裸足で歩いたのですが、さらさらの砂が冷たくて気持ちよかった~(帰りは登り切った太陽に砂が焼かれてめっちゃ熱くなっておりました)。

この辺りはソーサスフレイ(川の終着点という意味)と呼ばれるエリアで、大昔には湖があったのが今ではご覧のとおり。白っぽい部分は塩と粘土だそう。

デッドフレイの前に佇むツレアイ。

15 分ほど歩いたでしょうか、目の前にデッドフレイが!


まるで、ダリの絵に迷い込んだかのようなシュールな光景。


気候変動で干上がった、かつての沼地に立つ枯れ木たち。あまりに空気が乾燥しているため、腐らずその姿を留めているのだそう。その樹齢、推定 900 年。


かつて水の底だったんだなぁ、というひび割れた地面。

この世にも奇妙な光景を眺めながら、昨日の宿で用意してもらった朝食のお弁当を食べたのでした。

美しい風紋。

デッドフレイを十分堪能した後、元来た道をてくてく歩いて駐車場へ。緊張の砂地ドライブも何とか無事こなして(助手席のワタクシ、ガッツポーズ)、本日の宿に移動します。


この日の宿は、ナウクルフト国立公園から車で10分ほどのロッジ。中は涼しくてとっても快適なキャビンは自炊もできるようになっておりました(ワタクシたちは併設のレストランで食事しましたが)。
朝夕は涼しいのですが昼間は陽射しが痛いくらい暑くなるので、このままシエスタに突入です。

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